起床後に発症した頚部痛の改善例

【現症】頚部右回旋時頚部右側に運動痛あり。
【施術と結果】本症例は、来院当日の起床直後から頚部痛を発症しており、頚部右側を目視で確認したが、内出血や腫脹は見られなかった。そのため頚部右側の痛みの要因は筋緊張による血行不良と考え、頚部右側を触察したところ筋緊張が確認された。
　はじめに最も強く運動痛を訴える第5頸椎（以下、C5）高位の棘突起から右に約5cmの筋緊張部位周辺に、約2分施術し筋弛緩を確認した。その結果C5高位の運動痛は10から0（NRS改変）と消失したが、C2高位に運動痛を訴えた。C2棘突起から右に約3cmの筋緊張部位周辺に約3分施術し筋弛緩を確認した。その結果C2周辺の運動痛は10から0（NRS改変）と消失したが、今度は右肩甲骨上角周辺に運動痛を訴えた。右肩甲骨上角周辺を触察し筋緊張が確認されたので、右肩甲骨上角周辺に約2分施術し筋弛緩を確認した。その結果右肩甲骨周辺の運動痛は10から0（NRS改変）と消失し、主訴の頚部右回旋時頚部右側の運動痛は消失した。
　あー楽になったと喜ばれていた。