座位からの起立動作で生じる左膝痛の改善例

【現症】起立動作における臀部離床期に左膝蓋骨下部周辺に痛みが発生。安静時痛は無く、日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、起立動作における臀部離床期に左膝蓋骨下部周辺に痛みが発生し、安静時痛は無く、目視と触察により腫脹や熱感が感じられない事から、左膝蓋骨下部周辺の筋緊張による血行不良が要因と考えた。
　先ず、起立動作における臀部離床期に最も痛みの発生する部位を指1本で示してもらったところ、左膝蓋骨外側下部周辺を示した為、緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認した結果、起立動作における臀部離床期に生じる左膝蓋骨下部周辺の痛みは10から5（NRS改変）と小さくなった。
　更に、左膝蓋骨下部周辺の筋緊張の要因と考えられる左上前腸骨棘周辺を触察したところ筋緊張を確認した為、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、起立動作における臀部離床期に生じる左膝蓋骨下部周辺の痛みは10から0（NRS改変）と消失した。
　短時間で左膝蓋骨下部周辺の痛みが消失したことで、「これでまた安心してゴルフが楽しめる」と笑顔でお帰り頂いた。