6ヶ月続く坐骨神経痛と診断された左臀部痛の改善例

【現症】左臀部に痛みがあり、椅座位から起立動作時の臀部離床期に最も痛みが強い。歩行時痛あり。
【施術と結果】本症例は、左臀部に痛みを訴えており、椅座位から起立動作時の臀部離床期に最も痛みが強い事から、痛みの要因は痛みを訴えている部位周辺から真上にある左腸骨稜周辺の筋緊張と考え、触察にて左腸骨稜周辺の筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、椅座位から起立動作時による臀部離床期の左臀部の痛みが10から8（NRS改変）と小さくなり、歩行時の左臀部の痛みが10から6（NRS改変）と小さくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、椅座位から起立動作時による臀部離床期の左臀部の痛みが10から4（NRS改変）と小さくなったが、歩行時の左臀部の痛みが10から6（NRS改変）と変化が確認出来なかった。
　歩行時の左臀部の痛みに変化が確認出来なかった事もあり、腸骨稜周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因と考え、触察にて筋緊張を確認し、緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認した。結果、椅座位から起立動作時による臀部離床期の左臀部の痛みが10から0（NRS改変）と消失し、歩行時の左臀部の痛みが10から1（NRS改変）と小さくなった。
　椅座位から起立動作を3回行い、痛みがない事を喜びながら確認されていた。