【患者】10代前半 女性
【主訴】練習の途中から背中が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】2時間前のバスケットボールの練習中に、誘因なく背部左側に痛みが発生。
【現症】走行時に背部左側の痛みが増悪する。日常生活動作における左肩関節や胸腰部の関節可動域制限は確認出来なかった。
【施術と結果】本症例は、2時間前に誘因なく発生した背部痛であるが、触察・目視にて熱感、腫脹が確認出来ない事から、痛みの要因は痛みを訴えている部位周辺の筋緊張と考えた。
痛みを訴えている第4胸椎棘突起より左外方2横指周辺を触察し筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、走行時の背部左側の痛みが10から6(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、走行時の背部左側の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
外で約15mを全力疾走して痛みがなく、どの様な姿勢でも痛みがないと喜びの報告を受けた。
緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。