【患者】70代前半 男性
【主訴】歩く時に左膝が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約10ヶ月前から誘因なく左膝関節内側に痛みが発症し、近医整形外科にて左膝関節の穿刺を受けた。知人に痛みが改善しない事を打ち明け、当院を紹介され来院。
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【現症】歩行時の荷重応答期に、左膝関節内側に痛みがある。左膝関節を屈曲状態のまま歩行すると、荷重応答期の痛みが軽減するとの事。左膝関節を屈曲状態のままで跛行している。
【施術と結果】本症例は、左膝関節内側に痛みを訴えており、左膝関節内側周辺の筋緊張が痛みの要因と考え、触察にて左膝関節内側周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に左膝関節内側の痛みが10から8(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に左膝関節内側の痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった。
改善が見られていたが、左膝関節を屈曲状態のまま歩行すると、荷重応答期に左膝関節内側の痛みが軽減する事から、左膝窩部周辺の筋緊張が痛みの要因と考え、触察にて筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に左膝関節内側の痛みが10から6(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に左膝関節内側の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。左膝関節を屈曲状態のままで跛行していたが、主観で約5割減少したと報告を受けた。
ベッドの周りを一周歩行しながら、跛行が軽減したと喜びの報告を受けた。ここで別部位の施術を希望され、一旦本症例の施術を終了した。別部位の施術後、ご本人の希望もあり完治と再発防止の為、腰部の緩消法を行い終了した。