1ヶ月前から仙骨両側周辺の重さの改善例

【現症】仙骨両側周辺に重さがあり、歩行時の荷重応答期に仙骨両側周辺が重い。日常生活動作における胸腰部の関節可動域制限は確認出来なかった。約2週間前から度々出現する鋭い痛みはない。
【施術と結果】本症例は、仙骨両側周辺に重さを訴えており、重さを訴えている仙骨両側周辺から真上にある左右腸骨稜周辺の筋緊張が重さの要因と考え、触察にて左右腸骨稜周辺の筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に仙骨左側周辺の重さが主観で約5割減少し、歩行時の荷重応答期に仙骨右側周辺の重さが主観で約2割減少したと報告を受けた。
　改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に仙骨左側周辺の重さが主観で消失し、歩行時の荷重応答期に仙骨右側周辺の重さが主観で約5割減少したと報告を受けた。
　仙骨右側周辺の重さが残存しているが、仙骨左側周辺の重さが消失した事で、重さや痛みが増悪する事の再発防止と右腸骨稜周辺の筋緊張の弛緩を考え、腸骨稜周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因と考え、触察にて筋緊張を確認し、緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に仙骨右側周辺の重さが主観で約9割減少したと報告を受けた。
ベッドの周りを歩きながら、1回の施術でここまで改善するのであれば、今後鋭い痛みが出現したとしても安心と喜びの報告を受けた。