１年前から続くゴルフスイング時の頚部痛に関する改善効果

【現症】安静時痛は無し。頚部関節可動域（以下、ROM）は自動で右側屈約20°でROM制限が見受けられ、この時痛みが発生。
【施術内容・結果】本症例は、慢性的な症状である事から、頚部左側の痛みと頚部ROM制限の要因は頚部周辺の筋緊張によるものと考えた。
　触察により、左側第5頚椎から第6頚椎背側に筋緊張を確認。初めに、筋緊張部位に緩消法を約30秒施術し筋弛緩を確認した結果、頚部左側の痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった為、引続き同部位周辺に約1分施術。筋弛緩を確認した結果、頚部左側の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなり、頚部ROMは自動で右側屈約30°と大きくなった。
　頚部左側の痛みが半減、また頚部ROMも大きくなっている事から、引続き同部位に緩消法で約10分施術。筋弛緩を確認した結果、頚部左側の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、頚部ROMは自動で右側屈約50°と可動域制限は確認できなくなった。
　確認のため、自院２階ゴルフ練習場にて実際ボールを打ってみたところ、痛み無く打つ事ができ、「思い切ってスイング出来る。次にコースでプレーするのが楽しみだ。」と喜んでいた。