【患者】50代前半、女性。
【主訴】花粉症で目が痒い。
【既往歴】-
【現病歴】約30年前から毎年3月頃に花粉症による目の掻痒感がある。
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【現症】左右の目の掻痒感。
【治療と結果】本症例は、左右の目の掻痒感を訴えており、頚部側面の筋緊張による内頚動脈の圧迫が目周辺の血行不良を起こしている事が要因と推察した。
先ず、触察にて右乳様突起下方約5㎝周辺の右内頚動脈と思われる動脈拍動部の筋緊張を確認し、緩消法にて約20秒施術を行った結果、右目の掻痒感が主観で消失したと報告を受けた。次に、触察にて左乳様突起下方約5㎝周辺の左内頚動脈と思われる動脈拍動部の筋緊張を確認し、緩消法にて約20秒施術を行った結果、左目の掻痒感が主観で消失したと報告を受けた。
頚部の筋緊張は腰部の筋緊張が要因であると患者に説明し、再発防止のために腰部への施術を約30分行った結果、腰部側面の押圧深は施術開始前の約2cmから約4cmとなり筋弛緩を確認し本日の施術は終了とした。
帰り際に「あ~スッキリした!」とお喜びのご報告をいただけた。