【患者】50代前半、女性
【主訴】左の親指が痛い、常に痺れている
【既往歴】左五十肩
【現病歴】理由は不明だが、約1ヶ月前より、左母指周辺の痛みと痺れが発症
続きを読む
【現症】主訴が左五十肩で来院されたが、左母指周辺の痛みと痺れも訴えている。
左母指自動関節可動域(以下、ROM)は撓側内転約80°で左母指中手指節関節周辺に痛みが増す。安静時では左母指周辺の痛みと痺れ有り。
【施術と結果】本症例は、主訴が左五十肩で来院されたが、左肩周辺を施術中に痺れは消失してしまった。左母指周辺の痛みは、触察により、その延長線の長母指伸筋の筋緊張(癒着様)が要因と考え、一番筋が緊張している筋腹あたりを緩消法により1分施術、結果、痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。さらに2分施術し痛みは10から0(NRS改変)と消失した。左母指自動関節可動域(以下、ROM)は撓側内転約80°で発症する痛みも10から0(NRS改変)と消失した。
再発させないためにも、左母指と腰部は繋がっており、腰部の筋緊張も緩めていく必要があることを説明し、腰部第10肋骨真下の側面周辺を15分施術し終了。ご自身で覚えて施術することも検討し、治療院で施術も受けたいとのことで終了。喜ばれて予約を取って帰られました。