テレワークにより増悪した腰部痛の改善例

【現症】腰部背側の第4腰椎（以下、L4）棘突起から左右に約4cmの範囲に安静時痛有り。
【施術と結果】本症例は、約20年間でぎっくり腰を繰り返し発症しており、テレワークでの長時間の座位姿勢により腰部痛が増悪している為、腰部の血行不良が痛みの要因と考えた。
　先ず、最も痛みを訴えているL4棘突起から左右に約4cmの部位を触察したところ筋緊張を確認した為、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、腰部痛は10から9（NRS改変）と小さくなった。
　筋弛緩に対して痛みの変化が少なかった為、腰部の筋緊張の要因と考えられる腰部側面に施術部位を移行し、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、腰部側面の押圧深は約0.5cmから約1.5cmと大きくなり、腰部痛は10から5（NRS改変）と小さくなった。改善が見られた為、続けて同部位に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、腰部側面の押圧深は約1.5cmから約2cmと大きくなり、腰部痛は10から3（NRS改変）と小さくなった。
　「安心してテレワークする為にも、腰の筋肉を軟らかくして完治を目指したい」と笑顔でお帰り頂いた。