【患者】70代前半 女性
【主訴】腰を曲げると痛い
【既往歴】－
【現病歴】3日前に椅子に座ろうとしたとき急に腰部痛を発症した。痛みは徐々に落ち着いてきたが、まだ胸腰部前屈時に運動痛あり。
【現症】胸腰部前屈時に両側仙腸関節周辺に運動痛あり。
【施術と結果】本症例は、3日前から腰部痛を訴えており、目視で仙腸関節周辺に内出血や腫脹および触察で熱感は確認されなかったので、仙腸関節周辺の運動痛は筋緊張が要因と考え腰部を触察したところ、両側脊柱起立筋に筋緊張が確認された。第4腰椎（以下、L4）高位の正中から左に約8cmの部位周辺に最も強い筋緊張が確認された。
はじめに最も強い筋緊張が確認された部位に約2分施術し筋弛緩を確認した。結果胸腰部前屈時の運動痛が10から7（NRS改変）となった。引き続き同部位およびその周辺の筋緊張部位に約15分施術し筋弛緩を確認した。結果押圧深は約1.5cmから約2.5cm、胸腰部前屈時の運動痛は10から1（NRS改変）となった。
腰だけじゃなくて全身が軽くなった感じ、と喜ばれていた。
