1年前から発生した片頭痛と頚部引張感の改善例

【現症】頭頂部右側周辺の片頭痛と頚部右側第4頚椎（以下、C4）高位の胸鎖乳突筋と思われる筋周辺に引張感を訴えている。その他、頚部に於ける動作痛や関節可動域制限は認められない。
【施術と結果】本症例は約1年前から頭頂部右側周辺の片頭痛と頚部右側C4高位の胸鎖乳突筋と思われる筋周辺に引張感を訴えており、目視及び触察により同部位に熱感や腫脹がない事を確認した。特に誘因なく発症している事から、一つの要因として頚部の筋緊張による血行不良と考えた。
　先ず、頚部の最も引張感を感じる部位を指差していただき、触察するとC4高位の胸鎖乳突筋と思われる筋周辺に筋緊張を確認した為、同部位周辺に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。その結果、主観により右胸鎖乳突筋と思われる筋周辺の引張感は3割減少したと報告を受け、右側片頭痛は10から7（NRS改変）と小さくなった。
　更に、改善が見られた為、同部位周辺の筋緊張部位に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、主観により右胸鎖乳突筋と思われる筋周辺の引張感は5割減少したと報告を受け、右側偏頭痛は10から4（NRS改変）と小さくなった。
　改善が見られた為、同部位周辺の筋緊張部位に、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、主観により右胸鎖乳突筋と思われる筋周辺の引張感は主観により9割減少し、右側片頭痛は10から0（NRS改変）と消失した。長年付き合ってきた片頭痛が軽くなった。と喜びの報告を頂いた。