３年程前より続く正座動作時に起こる右膝痛の改善例

【現症】安静時痛は無く、右膝関節可動域（以下、ROM）は自動で屈曲約90°とROM制限を確認し、この時右膝蓋骨内側付近に痛みが発生。
【施術内容・結果】本症例は、３年程前から痛みが発生している事から、痛みの要因は右膝蓋骨付近の筋緊張と考えた。
　右膝蓋骨付近を触察すると、右膝蓋骨内側付近に筋緊張を確認した為、筋緊張部位に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認。結果、屈曲約90°での痛みが10から7(NRS改変)になった為、引き続き同部位を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から5(NRS改変)となり、右膝関節ROMは自動で約110°と大きくなった。痛みが半減し、ROMも増大している事から引き続き同部位の筋緊張部に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、右膝関節屈曲時の痛みが10から0（ＮＲＳ改変）と消失し、右膝ROMは約130°と大きくなり、正座動作確認を行うと、正座が可能になった。
　右膝蓋骨内側付近の痛み及び可動域制限の再発防止の為、腰部右側の筋緊張部に緩消法を約10分施術したところ押圧深約2cmから約4cmを確認。結果、膝を気にする事無く動く事ができると喜んでいた。