【患者】50代前半 男性
【主訴】車を運転していると、20分くらいで右のお尻の辺りが痛くなり、休憩しないと運転が続けられない。
【既往歴】-
【現病歴】約2年前から自動車運転中に右大臀筋付近に痛みが発生。自動車による移動が必要になるところ連続運転が困難となっている為、仕事に支障をきたしている状態。
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【現症】約1時間半の自動車運転による来院の際、約15分の休憩を2回取る。来院時、安静時に痛みが右大臀筋付近に有り、歩行動作時にも同部位に痛みが発生。
【施術内容・結果】本症例は、約2年前から痛みが発生している事から、痛みの要因は右大臀筋付近の筋緊張による血行不良と考え、右大臀筋付近の筋緊張を誘発しているひとつの要因として腰部の筋緊張と考えた。
腰部右側を触察すると、第3腰椎棘突起より右外側約7cmに筋緊張を確認した為、筋緊張部位に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認。結果、安静時の痛みが10から5(NRS改変)になった為、引き続き同部位を約1分施術し筋弛緩を確認した結果、安静時の痛みが10から2(NRS改変)、歩行動作時の痛みも10から5(NRS改変)になった。痛みが軽減している事から引き続き同部位から正中に向かって緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、安静時の痛みは消失し、歩行動作時の痛みは10から3(NRS改変)に小さくなった。
この時歩行動作時の痛みを感じる部位が変わったと報告を受けた為、疼痛部を触察すると第4腰椎棘突起より右外側約5cmに筋緊張を確認した為、筋緊張部位に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、歩行動作時の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
帰宅に約1時間半要するとの事で、その状況報告を依頼した結果、途中休憩する事なく運転し続ける事ができ、この状態であれば仕事をこなす事ができるとの報告を受けた。