今朝、起床時から発症した頚部回旋動作時の背部痛の改善例

【現症】頚部左右回旋約５0°で第3胸椎（以下、Th３）棘突起から外側2cmの約1㎠の範囲に痛みが発現。
【治療と結果】本症例は、今朝発症した急性の痛みであるが転倒やその他の外傷性の要因は無く、痛みも軽度であったことから痛みの要因は筋の緊張と推察した。疼痛部位を触察してみたが痛みを起こすほどの筋緊張は確認できなかったため、改めて疼痛部位は体表から何㎝深かを患者に確認したところ主観で体表から約2㎝深だと報告を受けた。
　背部右側の疼痛の要因は腰部右側の筋緊張と推察し腰部右側を触察したところ第3腰椎から第4腰椎高位の腰方形筋と思われる部位に筋緊張を確認し緩消法を約30秒行い筋弛緩を確認した結果、痛みは10から７（NRS改変）となった。同部位に筋緊張が残存しているため、筋緊張の弛緩が確認できるまで約5分施術した結果、痛みは10から０（NRS改変）となった。
　背部の痛みが消失したことに大変喜んでいただいた。