４ヵ月前に発症した霧視症状を伴う眼精疲労に関する改善効果

【現症】片側閉眼時の霧視症状に左右差を確認（右閉眼時＞左閉眼時）。
【施術内容・結果】本症例は、約２年前より眼精疲労による両眼の重怠さがあり、約４ヵ月前より霧視症状を訴えており、頚部の筋緊張による内頚動脈の血行不良が眼精疲労と霧視症状の要因と考えた。
　初めに、触察にて左胸鎖乳突筋停止部周辺の筋緊張を確認し緩消法を約１分施術し筋弛緩を確認した。結果、主観により、右眼閉眼時の霧視症状が３割減少したとの報告を受けた。症状の改善により同施術部位に約１分緩消法を施術し筋弛緩を確認した。結果、主観により、右眼閉眼時の霧視症状が５割減少したとの報告を受けた。右眼閉眼時の霧視症状が半減した事で左眼閉眼時の霧視症状が顕著になった事により施術部位を右胸鎖乳突筋停止部周辺に移行し筋緊張を触察にて確認し緩消法を約４０秒施術し筋弛緩を確認した。結果、主観により、左眼閉眼時の霧視症状が５割減少したとの報告を受けた。
　両眼とも症状が半減した事により、頚部の筋緊張は腰部の筋緊張が要因と考え施術部位を腰部に移行し、第２腰椎高位の腰部側面筋緊張部に緩消法を約１０分施術した。結果、左右閉眼時の霧視症状が消失し、眼精疲労による両眼の重怠さも消失したとの報告を受けた。視界がクリアに見えると喜んで頂いた。