庭仕事で発症した急性腰痛の改善例

【現症】第4腰椎（以下、L4）右側脊柱起立筋周辺部約10cmの範囲に安静痛あり。立位にて胸腰部自動関節可動域（以下、ROM）は屈曲約30°、伸展約10°で痛みが増大。
【施術と結果】本症例は急性腰部痛で安静時痛があるものの、疼痛部に熱感がないことから、痛みを訴えている部位の筋緊張が痛みの要因であると考えた。
　まず痛みを訴えているL4右側脊柱起立筋周辺部約１０㎝の範囲に筋緊張を確認し、緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。安静時の痛みは10から5（NRS改変）と小さくなり、胸腰部自動関節ROMは屈曲40°伸展約12°で痛みが出現し、自動関節ROMは大きくなった。　痛みと自動関節ROMに変化がみられた為、同部位に約8分緩消法を行った。筋弛緩を確認し、結果安静時の痛みは10から0 （NRS改変）と消失し、胸腰部自動関節ROMは屈曲約50°伸展約15°となり、痛みは10から1（NRS改変）と小さくなった。
　「痛くない。腰が楽だ」と報告を受けた。