ギックリ腰になった後で歩行困難なほどまで腰痛が悪化した腰痛の改善例

【現症】座位から立ち上がり動作、及び、座位や立位で荷重時に第4、第5腰椎周辺部の左側に疼痛が発現。持続的な歩行不可。
【施術と結果】本症例は座位から立ち上がり動作で疼痛が発現し、腰部全体に筋緊張が確認できる上に下肢の麻痺症状が認められない為、椎間板ヘルニアが原因ではなく、腰部の筋緊張による血行不良が要因であると考えた。
　施術前の腰部押圧深は約2cm。 腰部真横の第3腰椎高位を正中に向かって緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。その結果、座位で感じていた荷重痛が10から8(NRS改変)と減少した。
　更に同部位に緩消法を約25分行い筋弛緩を確認した。押圧深は約2cmから約4cmになり、座位からの立ち上がり動作での痛みは10から5(NRS改変)になった。ブロック注射を合計8本、痛み止めの薬を約2ヶ月間飲み続けても全く改善しなかった痛みが約30分で半分になり、驚きとともに喜んで頂いた。