1ヶ月前に発生した転倒による右手首骨折後の２週間ギブスをはめていた事による可動域制限の改善例

【現症】右手首可動域（以下、ROM）は自動で屈曲約0°、伸展約0°。包丁や鉛筆が持てない使えないなどの日常生活の不便さを感じている。
【施術と結果】本症例は右手首骨折後に右手首の伸展・屈曲の可動域制限を訴えており、２週間のギブス装着で筋が固まり可動域制限が発症したと考えられる。
　触察にて前腕全体の筋緊張を確認し、最初に掌側手根腱鞘周辺部に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。
　結果、右手首可動域（以下、ROM）は自動で屈曲約0°から10°と大きくなった。次に背側手根腱鞘周辺部に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。結果、右手首可動域（以下、ROM）は自動で伸展約0°から10°と大きくなった。
　次に橈側手根屈筋周辺部を10分施術、右手首可動域（以下、ROM）は自動で屈曲約0°から30°と大きくなった。さらに総指伸筋周辺を10分施術、右手首可動域（以下、ROM）は自動で屈曲約0°から45°と大きくなった。
　まだ筋緊張は前腕全体に残っており、ご自身でも緩消法を習って行っているのでやり方を教えて終了。２週間後にお会いした時には鉛筆を持てるようになっていた。まだ不自由さはあるので、ご自身でも１日１分でも緩消法を行うように促した。