１週間前から続く肩凝りを伴う左肩痛の改善例

【現症】左肩の疼痛は肩甲骨上角周辺である。症状としては左肩甲骨上角周辺の肩凝り感と同部位の疼痛が顕著である。安静時痛はあるが、左肩関節に於ける可動域制限は確認できない。
【施術と結果】本症例は約１週間前から左肩甲骨上角周辺に安静時痛を訴えており、目視及び触察により同箇所に熱感や腫脹がない事を確認した。特に誘因なく発症している事から、要因として左肩甲骨上角周辺の筋緊張による血行不良と考えた。
　先ず一番強く疼痛を訴える左肩甲骨上角周辺の疼痛箇所を本人に確認し、触察したところ筋緊張を確認した。同箇所に緩消法を約２分施術し、筋弛緩を確認した。結果、本人の主観として肩凝り感が消失し、左肩甲骨上角周辺の痛みは１０から６(NRS改変)と小さくなった。
　主観にて疼痛箇所が移動したと報告を受けた為、痛みを訴える箇所の筋緊張を確認し、緩消法を約５分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左肩甲骨上角周辺の痛みは１０から０(NRS改変)と消失した。
　次に左肩の疼痛を訴える左肩甲骨上角周辺の筋緊張の要因として、腰部の筋緊張があると考えた。腰部の筋緊張を弛緩させる事が肩凝り及び左肩の疼痛の再発防止になると考えた為、腰部の筋緊張を触察により確認し、第2腰椎高位の腰部側面に緩消法を約20分行い、筋弛緩を確認し施術を終了した。
　「肩の痛みは無くなり軽くなった。重だるい感じもなくいつもより熟睡出来そう。」と喜ばれた様子だった。