背部痛による深表性呼吸の改善例

【現症】腰部全体に筋緊張を確認、腰部押圧深約1cm
【施術と結果】本症例は深表性呼吸と同時に背部の引張感と痛みを感じており、腰部の筋緊張による胸郭の可動性の低下が考えられた。腰部全体に筋緊張が強く、特に下部助骨周辺の筋緊張が顕著であった。
　腰部全体の筋緊張の要因として腰部側面の筋緊張が考えられた為、腰部側面の筋緊張に対して緩消法を約5分施術し、筋弛緩を確認した。結果、深表性呼吸時の痛みは10から5（NRS改変）となった。続けて腰部側面を約15分施術し、筋弛緩を確認した。
　結果、深表性呼吸時の痛みが10から0（NRS改変）、押圧深約1cmから約3cmとなり、主観で背部の引張感がほぼ感じられなくなり、呼吸しやすくなったと報告を受けた。