２ヵ月前に発症した歩行困難を伴う腰痛に関する改善効果

【現症】胸腰部関節可動域制限は確認できないが、胸腰部屈曲で痛みが出現。
【施術内容・結果】本症例は、腰部に痛みを訴えており、触察と目視による熱感や腫脹などが無い事を確認できた事により、痛みの要因として腰部の筋緊張と考えた。また、目視により脊柱側弯も確認できた。
　初めに、腰部の痛みを訴えている第３腰椎（以下、L3）棘突起から左右外方３横指の部位に緩消法を約２分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部屈曲時の痛みが１０から６（ＮＲＳ改変）と小さくなった。同施術部位付近の筋緊張は腰部側面の筋緊張を弛緩が必要と考え、Ｌ３高位の腰部側面筋緊張部に緩消法を約１０分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部屈曲時の痛みが１０から２（ＮＲＳ改変）と小さくなり、主観により歩行時の姿勢が良くなっているとの報告を受けた。
　引続き、Ｌ３高位の腰部側面筋緊張部に緩消法を約１０分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部屈曲時の痛みが１０から０（ＮＲＳ改変）となった。施術終了時は長距離の歩行の確認が出来なかったが、後日ご家族から以前よりも歩行時の姿勢も良く歩行距離も伸びているとの報告を受けた。