【患者】50代前半 女性
【主訴】1週間くらい前から左足のつけ根部分が痛い。
【既往歴】-
【現病歴】約1週間前に誘因なく左股関節周辺に痛みが発生。幼少期に高所から落下し臀部を強打したことが有る。
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【現症】左股関節周辺に安静時痛有り。起立動作の臀部離床期に痛みが増悪する。
【施術と結果】本症例は、左股関節周辺に痛みを訴えている為、左股関節周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、最も痛みを訴える部位を触察したところ、左鼡径部の中央周辺に強い筋緊張を確認した為、緩消法を約40秒施術し筋弛緩を確認した結果、左股関節周辺の痛みは10から8(NRS改変)と小さくなり、起立動作での痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。
さらに周辺を触察したところ、左上前腸骨棘付近に約5mm大のしこりを確認した為、緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した結果、しこりは約3mm大と小さくなり、左股関節周辺の痛みは10から5(NRS改変)と小さくなり、起立動作での痛みは10から6(NRS改変)と小さくなった。
改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、しこりは触察しても感じられず消失したと考えられ、左股関節周辺の痛みは10から2(NRS改変)と小さくなり、起立動作での痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。
約10分で起立動作での痛みが半減した為、とても喜んでいただけた。ご本人の希望も有り、残り時間は完治と再発防止の為、腰部の緩消法を行い終了した。