【患者】50代 男性
【主訴】階段の昇り降りで右膝が痛い。特に降りがきつい。
【既往歴】
【現病歴】
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【現症】昇降時以外では右膝の痛みは伴わないが、段差を昇降すると右膝蓋下部に痛みがある。座位の自動運動では痛みは誘発されない。工場のライン作業時に右側へ重心を掛けながら作業する際にも右膝が痛むので同じ動作を行ってみると痛みが誘発された。
【施術と結果】触察するも右脚、右膝周辺には熱感、膨隆、外傷は見当たらない。右膝の痛みの要因は、右股関節、右腰部の筋緊張と考え触察すると筋緊張が広範囲に感じられた。
先ず、上前腸骨棘右周囲の筋緊張へ1分程緩消法を施すと段差での昇降時痛が10から5(NRS改変)ので、更に同部位へ緩消法を3分ほど施すと筋緊張の弛緩を感じられた。痛みは10から0(NRS改変)となり非常に驚いて喜ばれていた。