4年前からの右臀部の痛み改善例

【現症】15度程度左に傾けた立位では痛みが伴わず作業が出来るが無理に自身で真っ直ぐ立位、座位共に右の臀部に痛みが伴う。腰椎と思われる辺りが15度程度左へ側湾している。
【施術と結果】立位同様に、座位でも垂直に座ると右臀部に痛みが伴っていた為、左を下に側臥位にて右腰部、右臀部周辺を触察。熱感、痛み共になく、右脚自動運動時にも痛みは伴わないことを確認した。患部に腫れや筋緊張も触察で感じられなかった為、痛みの要因は右腰部周辺の筋緊張による血行不良と考え、右腰部周囲を触察すると筋緊張を確認できた為、その筋緊張部位に右側から正中に向かって緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。押圧深が約2cmになった。座位垂直座りにて痛みを確認してもらう。その結果、右臀部痛は10から8(NRS改変)になった。
　座位の痛みを伴わない姿勢にて、触察により遠位広背筋付着部の腸骨陵上縁周辺の筋緊張を確認。同部位に緩消法を約3分行い筋弛緩を確認した。垂直の座位にて臀部痛を確認してもらうと痛みが10から5(NRS改変)になった。
　さらに広背筋及び触察により確認した腰方形筋辺りの筋緊張部位に緩消法を約16分行い、筋弛緩を確認した。押圧深は約5cmになり、その結果、座位時の臀部痛が10から3(NRS改変)になった。ずっと痛かったのが痛みが減って真っ直ぐなってきたと笑顔で報告をうけた。