９ヶ月前から続く胸椎１０番肋骨前面周辺の疼痛の改善例

【現症】９ヶ月前から突然、胸椎１０番肋骨前面周辺の疼痛が始まり、常に痛い状態が続く。特にこの姿勢をすると痛みが増すと言うことはなく、座位でも立位でも同じ痛みが２４時間続いている状態である。
【施術と結果】本症例は、座位の姿勢でも立位でも２４時間疼痛が継続している状態である。骨折をしたり怪我をしたことがあるか確認したが何もないようである。骨に神経がないので、１０番肋骨前面周辺の筋肉が硬化していると考えて、その周辺を緩消法を使って弛緩していった。
　まず、左右差を聞いて、右の方が２割増しで痛みがあるとのこと。さらに一番気になるところを指一本で指して頂き、触察してみると癒着のようなものがみられた。その場所を１分ほど弛緩、痛みは10から8(NRS改変)となった。さらに右１０番肋骨周辺を５分ほど弛緩し、痛みは10から5(NRS改変)となった。今度は左側の肋骨周辺を施術、５分ほど弛緩し、痛みは10から5(NRS改変)となった。そのまま左肋骨周辺を１０分弛緩していき、痛みは10から2(NRS改変)となった。
　今度は右肋骨周辺を１０分弛緩していき、痛みは10から2(NRS改変)となった。最後に１０番肋骨周辺を真横から弛緩していき。痛みは10から0(NRS改変)とご報告を受けた。このままだと再発恐れがあり、腰部の筋肉は繋がっており、弛緩していく必要があることを説明し終了。それ以来来院されていない。