学生時代チアリーディング中の怪我から残る両肩甲骨上部付近の痛み改善例

【現症】疲労の蓄積（特に子育て中の寝不足）と比例して、両肩甲骨上部の緊張と頭痛が発生する。
【施術と結果】本症例は、両僧帽筋上部繊維周辺の痛みと頭痛を訴えており、痛みの要因は僧帽筋上部繊維の筋緊張と推察し触察したところ、停止部である肩峰から起始側へ約５ｃｍに筋緊張を確認、また触察箇所には圧痛があるとの訴えがあった。
　僧帽筋と思われる筋の強い緊張から頭痛も併発しているものと考え、圧痛箇所へ直接緩消法を施術し、約１分で筋弛緩と筋収縮の動きの改善を感じた為、確認した結果、圧痛箇所の痛みは１０から８（ＮＲＳ改変）と小さくり、主観により頭痛も２割減少の報告を受けた。
　このことから、直接圧痛箇所の施術継続を決定し、続けて約５分施術を継続し、筋弛緩を確認した結果、圧痛箇所の痛みは１０から４（ＮＲＳ改変）と小さくなり、主観により頭痛は５割減少の報告を受けた。
　本人希望により、この箇所への施術は終了となったが、「こんなに肩の痛みがすっきりしたのは、初めてで、頭痛も一緒に減るとは思わなかった！」と驚きの報告を受けた。