半年前に過度なストレッチにより発症した右肩関節外転動作制限のある五十肩の改善効果

【現症】右肩ROMは外転約８０°、前方から腕を挙上させる動作ROMは約８０°この状態で痛みが発生する。近医にて検査をし、右肩関節周辺に筋硬結があると診断された。安静時痛は無し。
【施術内容・結果】本症例は、約半年前より右肩関節にROM制限と痛みを訴えており、目視により外転動作で、肩甲骨と上腕骨頭が癒着したまま肩が上がっていくので筋硬結があると考えた。近医にて検査により筋硬結があることは確かである。
　初めに、腰を施術、広背筋を緩消法により２分弛緩させていった。再度、右肩の外転動作を行っていただくとROM約５°ほど上がるようになった。次に右肩関節周辺、大胸筋の付着部辺りと広背筋の付着部辺りを１０分施術、再度外転動作を行っていただくとROM約９５°となった。前方挙上も行っていただくと、同じようにROM約９５°となった。
　筋硬結があるために時間がかかるとお伝えしてあります。九州から出張で東京に来ることがあるので、また機会があれば来院して治していきたいとおっしゃっていました。