20年程前に発症した右外反母趾再発の改善例

【現症】右母趾中足指節関節（以下、MTP関節）が突出し、右第一中足骨の内反により外反母趾角が約20°を目視にて確認。歩行中に右母趾中足MTP関節周辺に痛みが出現。
【施術と結果】本症例は歩行時に右外反母趾の痛みを訴えているため、先ず疼痛部位の右母趾MTP関節周辺の筋緊張が要因であると考え、触察にて筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の右母趾MTP関節周辺の痛みは10から6（NRS改変）となった。　引き続き疼痛部位への施術を継続したが痛みの変化がみられなくなった為、次に右母趾中足MTP関節の動きに関わる長母趾屈筋辺りの緊張が要因と考えられ、触察にて長母指屈筋辺りの筋緊張を確認し、緩消法にて約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の右母趾MTP関節の痛みは10から4（NRS改変）となった。更に同部位周辺の筋緊張部に約3分施術を継続し、筋弛緩を確認した。結果、歩行時の右母趾MTP関節の痛みが、10から0（NRS改変）となった。
　後日1時間程ウォーキングしても痛みは出なかったと喜びの報告を受けた。