関節リウマチと診断を受けた方の右示指中手指節関節の屈曲時の痛みの改善例

【現症】安静時痛なし。右示指中手指節関節(以下、MP関節)周辺に強い痛みがあるとのこと。右示指MP関節可動域(以下、ROM)屈曲約30°で痛みを訴えた。
【施術と結果】本症例は、右示指MP関節屈曲時に痛みを訴えているため、痛みの一つの要因として右浅指屈筋周辺の筋緊張が考えられたが、右浅指屈筋周辺の筋緊張を誘発すると考えられる腰部側面を触察にて確認したところ、押圧深約3cmまで弛緩していたため、腰部側面への施術をすることとした。
　腰部側面の筋緊張を緩消法にて約2分弛緩したところ、押圧深約4cmとなり、右示指MP関節屈曲時の痛みは10から5(NRS改変)となった。約2分の施術で痛みが半減していることから、腰部側面の施術を続けた。腰部側面の筋緊張を緩消法にて約2分弛緩したところ、押圧深約5cmまで筋弛緩を確認。右示指MP関節屈曲時の痛みは10から0(NRS改変)となり、右示指MP関節ROM約90°となった。
　「短時間で痛みがなくなり驚きました」と喜んでいただいた。