左肩甲骨周辺部から腕への倦怠感が約６ヶ月続く症状に対する改善例

【現症】左肩甲骨外側周辺部や、肩から上腕そして前腕にかけて倦怠感があると訴える。自動運動では症状は発生しない。安静時に症状が辛くなるとの事。
【施術と結果】本症例は、当初上腕から前腕にかけての倦怠感であり、現在は、肩甲骨周辺部の倦怠感に広がってきている為、左腕への静脈系老廃物の排出が悪くなり滞っている為に発生したと考え、その原因は肩甲骨内縁部周辺の筋緊張が要因の１つと考えた。
　まず、前腕屈筋郡に対し緩消法を約2分行なって確認すると、主観で約２割減少した。さらに鎖骨上窩の筋緊張に対し緩消法を約2分行うと、主観にて上腕前腕の倦怠感が約５割減であるとご報告いただいた。
　続けて肩甲骨内縁部、菱形筋と思われる部位に緩消法を約10分間行った。主観にて倦怠感は約２割ほど残存したが、患者は驚かれた。上半身への血行不良の原因は、腰の筋肉の緊張であると説明し、再発予防として筋肉を無緊張にする事が必要であるとお伝えをした。　腰部側腹部に緩消法を約15分行い、押圧深１cmであった筋緊張を押圧深約3cm深層へ弛緩 しその日の施術を終了した。