1ヶ月前に寝違えた後から続く頚部痛の改善例

【現症】安静時痛なし。頚部伸展にて僧帽筋の後頭骨付着部周辺に痛みが発生。頚部関節可動域(以下ROM)伸展約20°で痛みを訴えた。
【施術と結果】本症例は伸展動作にて僧帽筋の後頭骨付着部周辺に痛みを訴えることから、僧帽筋の後頭骨付着部周辺に筋硬結のようなものがあると考えた。触察にて僧帽筋の後頭骨付着部周辺を確認したところ、筋硬結のようなものが確認できたため、緩消法にて約10秒弛緩したところ、痛みは10から5となった。
　次に、僧帽筋の筋緊張の一つの要因として腰部の筋緊張が考えられたため、第1腰椎高位で棘突起から外側に約3cmの筋緊張部位を緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みは10から4となった。
　さらに、腰部全体の筋緊張の一つの要因として腰部側面の筋緊張が考えられたため、腰部側面の筋緊張部位を緩消法にて約20分弛緩したところ、痛みは10から2となった。「こんなにはやく痛みがとれる経験はしたことがない」と報告を受けた。