バドミントン後に発生した5年以上続く右股関節痛の改善例

【現症】安静時痛はあるものの可動域制限はなし。
右股関節屈曲時に鼡径部に痛みを訴える。
【施術と結果】本症例はバドミントンの際に右股関節を大きく足伸展したことによる受傷であるが、屈曲時に鼡径部に痛みを訴えることから、鼡径部の筋に筋硬結のようなものがあると考えた。
　触察にて確認したところ、大腿直筋周辺に筋硬結のようなものが確認できた。大腿直筋周辺の筋硬結のようなものを緩消法にて約20秒弛緩したところ、痛みは10から2(NRS改変)となった。
　次に、大腿直筋周辺の筋緊張の一つの要因として、腰部の筋緊張が考えられたため、腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法にて約20分弛緩したところ、押圧深が2cmから5cmとなり、痛みは10から0(NRS改変)となった。