側弯症のある30代男性が訴える片頭痛の改善例

【現症】片頭痛と悪心は常に有り。頚部から腰背部にかけて引張感有り。
【施術と結果】本症例は、側弯症と診断を受けており、頚部から腰背部にかけて引張感が有る為、頚部背側の筋緊張による緊張型の片頭痛と考え、頚部背側を触察したところ筋緊張を確認した為、緩消法を左右の頚部背側にそれぞれ約3分施術し筋弛緩を確認した結果、片頭痛は主観により約5割減少し、悪心はほぼ感じられなくなったと報告を受けた。
　次に、頚部から腰背部にかけての引張感は腰部の筋緊張が要因と考え、腰部側面と腰部背側の筋緊張部位に緩消法を約15分施術した結果、腰部側面の押圧深は約1.5cmから約3cmと大きくなり、頚部から腰背部にかけての引張感は主観で約6割減少し、施術終了時には片頭痛は主観により約8割減少したと報告を受けた。