7年前に発症した手関節痛の改善例

【現症】右橈骨手根関節背側に痛みがあり、右手関節可動域（以下、ROM）は自動で、伸展約 50°・屈曲約 80°で痛む。
【施術と結果】本症例は、右橈骨手根関節背側に痛みを訴えており、痛みの要因として右前腕伸筋群の筋緊張と考えられ、触察にて筋緊張を確認し、緩消法にて約 3 分施術を行い筋弛緩を確認した。結果、右手 ROM は自動で、伸展約 60°・屈曲約80°と伸展のみ大きくなった。更に伸筋群の筋緊張を触察にて確認し、緩消法にて約3 分施術を行い筋弛緩を確認したが、結果に変化なし。
　次に筋弛緩はあったが結果に変化がない事や、右手関節に強い衝撃を感じながら練習を続けていた事から、痛みの要因として右橈骨手根関節背側周辺の筋緊張が考えられた為、触察にて筋緊張を確認し、緩消法にて約 1 分施術を行い筋弛緩を確認した。
　結果、右手 ROM は自動で、伸展約 70°・屈曲約 90°と大きくなり、右橈骨手根関節背側の痛みが 10 から1（NRS 改変）と小さくなった。