肩から上腕部の倦怠感と痛みの改善例

【現症】右肩関節周辺部から上腕部、前腕部に筋緊張があり、肩関節自動関節可動域（以下　、ROM）外旋2st ER 約0°・内旋2st ER約10°その他可動域制限なし。
【施術と結果】本症例は右肩関節から前腕部まで倦怠感と疼痛を訴えており、肩甲骨周辺部の筋緊張による血行不良と考え、肩甲上腕関節回旋筋群の緊張も要因の一つであり、上肢帯周辺部の筋緊張は腰の筋肉の緊張が原因と考えた。
　最初に肩関節前面大胸筋と思われる箇所と後面の広背筋と思われる箇所に約5分間づつ施術を行なった。痛みが10から5（NRS改変）となった。
　さらに、肩甲骨外側の肩甲下筋・小円筋と思われる部位に約5分施術を行った後、肩甲帯内縁部である菱形筋群と思われる部位に約5分筋弛緩を行なった。痛みが10から2（NRS改変）となった。次に腰の側面左右に約20分施術を行い筋弛緩した結果痛みが10から0（NRS改変）となった。ROM外旋2st ER 約10°・内旋2st ER約45°と大きくなった。