ドリンクを飲む際に痛む首痛の改善例

【現症】頚部後屈にて右後頭部周辺部に運動痛を呈する。前屈と左右回旋痛はない。自動関節可動域（以下　、ROM）後屈約20° その他可動域制限なしであった。
【施術と結果】本症例は頚部後面周辺部に痛みを訴えており、右頚部前面の緊張と疼痛を呈する後面周辺部の筋癒着がが原因の1つであると考えた。先ず、右頚部前方の筋緊張部位を確認し約20秒施術を行なった。
　続けて右頚部後面の疼痛部位周辺部を触察し約1分施術を行した。結果、痛みが10から5（NRS改変）。さらに2分緩消法を行なった。痛みが10から2（NRS改変）。 ROM頚部後屈約40°と大きくなった。半年以上痛みが続いた原因として、腰部背面の筋緊張と考えた。
　次に、腰部背面の筋緊張を弛緩するために、腰部側面より約20分間施術し筋弛緩を確認。結果、痛みが10から0（NRS改変）に消失した。
【その他】腰の筋緊張が頚部痛の痛みを残存させていたことを知っていただき、継続して腰部と弛緩する決意をされました。