【患者】60代前半 女性 【主訴】足がよく動かない。摺り足で歩きづらい。 【現病歴】10年以上前から近医内科でパーキンソン病と診断をうける。治療継続中。 続きを読む 【現症】歩行時の歩幅は約10cm程度。足底部が両足共に地についた状態での摺り足歩行。室内で障害物のある所での歩行は上記の半分くらいの可動での歩行。 【治療と結果】本症例のは家具などの障害物がある所での足の動きは障害物の特にない場所での歩行と比べ半分程の可動であることから、歩行困難の要因としてパーキンソン病の為と考えられた。 次に歩行困難の要因として腰部筋緊張を考えた。触察にて腰部中央脊椎起立筋から約11cmの範囲で筋緊張を確認し、腰部側面から正中部に向かい緩消法を約30分施術した。 緩んだ事を確認して障害物のない所で歩行すると、歩幅は主観により約10cmから約30cmとなった。障害物のある所での歩行は障害物のない所での歩行とくらべ主観により半分であった。摺り足は主観により改善し、治療を継続する意向。 投稿ナビゲーション 3ヶ月程前からの後頚部痛の改善例高校生時代から40年以上残存するオートバイ転倒事故後の痛みを伴う部位特定が困難だった左膝関節違和感の改善例