2ヶ月前の試合中に受傷してから続く肩部痛の改善例

【現症】右肩関節周辺に痛みがあり、右肩関節可動域(以下、ROM)は自動で、屈曲約50°・外転約 90°で痛みが発生する。安静時に右前頚部側面から胸部に引張感あり。
【施術と結果】本症例は、右肩屈曲・外転時に右肩関節周辺に痛みを訴えており、要因として大胸筋周辺部と、大円筋周辺部の筋緊張と考えられ、触察にて筋緊張を確認し、緩消法にて約 2 分施術を行い、筋弛緩を確認した。結果、右肩 ROM は自動で、屈曲約 60°・外転約 120°と大きくなった。
　次に、安静時に右前頚部側面から胸部に引張感があることから、大胸筋起始部周辺の筋緊張と考えた。触察にて筋緊張を確認し、緩消法にて約 3 分施術を行い、筋弛緩を確認した。結果、右肩関節周辺の痛みが 10 から 4(NRS 改変)と小さくなり、右肩 ROM は自動で、屈曲約 100°・外転約 150°と大きくなり、主観により、安静時の右前頚部側面から胸部の引張感は 8割減少したと報告を受けた。