急激な腰痛を1日前に発症した改善例

【現症】腰部背面に痛みがあり、胸腰部関節可動域(以下、ROM)自動で、屈曲約30°から上体を起こすことが出来ない。
【施術と結果】本症例は、腰部背面に強い痛みを訴えているため、痛みを訴えている部位の筋緊張と、腰部側面の筋緊張が要因と考えられた。痛みを訴えている部位は第2腰椎(以下、L2)高位背面にあり、触察にて、まずL2高位背面の脊柱起立筋周辺部に筋緊張を確認し、緩消法にて約5分施術を行い筋弛緩を確認した。結果、胸腰部ROMは自動で屈曲約20°と小さくなった。
　次に要因として考えられた腰部側面を触察にて筋緊張を確認し、緩消法にて約20分施術を行った結果、腰部側面より押圧深約2cmから押圧深約4cmとなり、L2高位背面の痛みが10から2(NRS改変)と小さくなり、胸腰部ROMは自動で屈曲約5°と小さくなり、上体を起こすことが出来るようになってきた。