約半年前に腱板断裂した右肩関節痛の改善例

【現症】右肩関節可動域（以下、ROM）は、自動で、屈曲約90°で右肩外側に痛みあり、約120°で痛み消失し約180°まで可。他動では約180°まで痛みはない。腰部側面の押圧深は3.5㎝。
【検査所見】（―）
【施術と結果】本症例は、受傷から約半年が経過しており慢性的な痛みである事と、右肩ROM他動で痛みがないことから、右肩の痛みの要因は右上腕骨に付着する筋の筋緊張と考えた。
　右肩屈曲時に一番緊張していた大円筋周辺に緩消法を約3分行い、筋弛緩を確認した。結果、痛みは10から5（NRS改変）となった。
　右肩周辺の筋緊張の要因は腰部の筋緊張であると考え、腰部側面に緩消法を40分行い腰部側面の押圧深は約5.0㎝となった。結果、右肩ROM自動屈曲約180°となり、痛みは１０から２（NRS改変）となった。