約２５年続く腰痛に関する改善効果

【現症】胸腰部の関節可動域制限は無く、胸腰部屈曲約３０°で痛みが出現。起立動作時による臀部離床期に痛みが出現。約１年前に緩消法を知りご自身で腰部の筋弛緩を試み、痛みが３割軽減している。
【施術内容・結果】本症例は、約２５年近く腰部の痛みを訴えており、痛みの要因は腰部の筋緊張と推察。初めに痛みを訴えている第４腰椎付近の高位に対して腰部側面筋緊張部に緩消法を約１０分施術し筋弛緩を確認。
　結果、腰部の痛みが１０から７（ＮＲＳ改変）に小さくなった。さらに約１０分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の痛みが１０から３（ＮＲＳ改変）に小さくなった。
　次に両大腿部後面の痛みは腸骨稜筋付着部周辺の筋緊張が要因と判断し、腸骨稜筋付着部周辺の筋緊張部に緩消法を約５分施術し筋弛緩を確認。結果、大腿部後面の痛みが１０から２（ＮＲＳ改変）に小さくなった。
　主観により、起立動作時の臀部離床期の痛みが８割減少したとの報告を受けた。