自転車で転倒し受傷した右膝痛の改善例

【現症】約30分歩行すると右膝に痛みが出てくるとのこと。痛みは膝蓋骨周囲にある。
関節可動域(以下ROM)膝関節屈曲約90°で痛みを訴えた。その他ROM制限なし。
歩行時にたまに荷重痛があるとのこと。
【施術と結果】本症例は転倒され、その後痛みが発生しているが、2年経過しているため痛みの一つの要因として、筋緊張による血行不良を考えた。痛みのある膝蓋骨周囲を触察にて確認したところ、外側広筋と思われる部位に筋緊張を確認した。筋緊張を緩消法にて約1分弛緩したところ、痛みは10→0(NRS改変)、膝関節屈曲約130°となった。
　痛みは10→0(NRS改変)となったが、外側広筋の筋緊張の一つの要因として、腰部側面の筋緊張が考えられたため、腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法にて約40分弛緩した。
　後日、「友人とショッピングに行って2～3時間休憩しながら歩いていたが、全く痛みが現れず驚いた」との報告を受けた。