左環指近位指節間関節の屈曲動作困難の改善例

【現症】物を握る動作をしたときに左環指背側に痛みが生じる。関節可動域(以下ROM)左環指下PIP関節屈曲約60°で痛みを訴えた。その他可動域制限なし。
【施術と結果】本症例は、左環指の屈曲動作困難を訴えており、前腕伸筋周辺部の筋緊張が痛みの一つの要因と考えた。前腕伸筋周辺部の筋緊張部位を緩消法にて約3分弛緩したところ、痛みが10→7(NRS改変)となった。
　次に、前腕伸筋周辺部の筋緊張の要因として、外腹斜筋の肋骨下部周辺の筋緊張が考えられたため、外腹斜筋の肋骨下部周辺の筋緊張を緩消法にて約25分弛緩したところ、痛みが10→4(NRS改変)となり、ROM左環指下PIP関節屈曲約90°となった。