20年前交通事故による鞭打ちの後遺症に対する改善例

【現症】自動関節可動域（以下　、ROM）頚部屈曲30°・背屈15°・左回旋20°・右回旋20°にて痛みを訴える。
【治療と結果】座位にて背屈15°で頚部背面広範囲に痛む。収縮した後頚筋群筋にピンポイントで異常のある箇所があり、筋硬結らしき物があると推測。背屈時の痛む箇所を指で押し示して頂くと左と右の2箇所があった。
　まず左側の首の筋肉に緩消法を行い弛緩するが、筋硬結らしき物を確認する事できなかったため、左側の首の筋肉を弛緩していくと筋硬結らしき物を触察することができた。
　施術を行い数秒後確認していただくと、痛みが10→0（NRS改変） となった。ROM頚部屈曲30°から50°・背屈15°から45°へと大きくなり、左右回旋ともに45°に大きくなった。
【その他】施術後に、20年前の事故であると聞き、しかも3度も交通事故に遭遇していると伺った。