仕事中に現れる手掌の痺れに対する改善例

【現症】手掌全体手根部より遠位の痺れと環指掌側遠位指節間関節(以下、DIP)より指尖部にしびれがある。
【治療と結果】痺れの原因は患部への血行不良であると考え、腰の筋肉が硬いために上肢への血液循環が悪くなったと推測し、左手掌側母指球から手根部の緊張した筋肉に、緩消法を5分行い確認していただくと、痺れが主観で5割に減少した。
　その後、同側前腕屈筋群に対し、緊張した筋肉に緩消法を10分ほど行ったが、環指掌側指尖部の痺れに変化が無かったが、手掌の痺れが主観で4割に減少となったと報告いただく。
　環指近位指節間関節（以下、PIP）からDIPの範囲の緊張部位に緩消法を2分行うと、DIP周辺部の痺れが主観で8割に減少。次に左鎖骨上窩周辺部の筋緊張に施術後、腰の筋緊張に緩消法を10分行う。結果、手掌の痺れが主観で8割減となり2割残存。環指DIP掌側の痺れは主観で2割減となり8割残存とご報告いただく。
　後日2回目の施術にて左鎖骨上窩への施術後、腰の緊張部位に30分弛緩すると、左手掌の痺れは主観で、0であり左環指DIP周辺部の痺れは2割残存とご報告いただく。