左大腿部外側の痺れを伴う腰部痛に関する改善効果

【現症】胸腰部の関節可動域制限は無く、屈曲・伸展位にて第５腰椎（以下、L5）周辺部に痛みが発生。特に屈曲位に比較し伸展位での痛みが強く、触察にてL5周辺部の筋緊張を確認。
【施術内容・結果】本症例は、１０日程前よりL5周辺部の腰部痛を訴えており、腰部を目視による組織損傷が確認できないため、痛みの要因は腰部の筋緊張と判断。また、左大腿部外側にかけての痺れの要因として、腰部の筋緊張による左大腿部への血行不良と考えた。初めに第４腰椎（以下、Ｌ４）からL５の高位に対して腰部側面より緩消法を約１０分施術。
　結果、腰部側面の筋弛緩を確認し痛みが１０から５（ＮＲＳ改変）に小さくなった。次に伸展時に痛みが出現しているＬ５周辺部の筋緊張疼痛部に緩消法を約５分施術。
　結果、Ｌ５周辺部の筋緊張疼痛部の筋弛緩を確認し痛みが１０から２（ＮＲＳ改変）に小さくなった。再度、Ｌ４・Ｌ５の高位に対して腰部側面より緩消法を約１０分施術。
　結果、腰部側面の押圧深約３ｃｍを確認し痛みが１０から０（ＮＲＳ改変）に消失した。主観により、左大腿部外側の痺れも無くなったとの報告を受けた。