ボクシング指導で手首を痛めた方の改善例

【現症】関節可動域（以下、ROM）自動にて手関節伸展約10°で痛みあり。。右手関節掌側の痛みは10とすると左は8の痛み。可動域の左右差はない。安静時痛はない。
腰部側面の押圧深は約0.5cm。
【施術と結果】本症例は自動ＲＯＭ役10°伸展する動作で手関節掌側に痛みを感じることから前腕伸筋群周辺の筋緊張で血行不良となり痛みがあると考えた。触察にて左右前腕伸筋群周辺の筋緊張を確認し、緩消法を約2分実施した結果、筋弛緩を確認した。痛みは右が10から8（NRS改変）左が10から7（NRS改変）となる。更に左右5分ほど緩消法を行う。
　自動ＲＯＭにて役10°の伸展で痛みは右が10から4（NRS改変）左が10から2（NRS改変）となり自動ROMは約10°から約20°となる。
　次に手関節掌側の痛みは腰部側面の筋の緊張と考え腰部側面に緩消法を25分実施した。腰部側面押圧深は約1.5cmとなる。痛みは右が10から3（NRS改変）左は10から0（NRS改変）となった。自動ROMは左右共に役10°から役25°となった。