9年前から発生して、症状が悪化してきた殿部痛に対する改善例

【現症】椅座位から立ち上がり10歩ほどで殿部から大腿部後面にかけて痛みがある。左右差なし。大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋。特に外側に位置する大腿二頭筋の坐骨結節部から下部にかけて痛みがある。殿部や大腿部に負傷歴はない為
【施術と結果】殿部と太腿後面の痛みは腰部筋の緊張により、血行不良が起こり発生していると推測し、腰の側面から筋緊張部位を確認し、側面から後方までの5cm位の範囲を5分間緩消法を行う。
　左右　押圧深　1cm程（1㎠にて500gの圧力）弛緩すると、殿部から大腿部の痛みが10→8　（NRS改変）した。続けて同じ箇所に緩消法を20分行う。押圧深　3cm弛緩する。殿部から大腿部の痛みが10→5　（NRS改変）。大腿二頭筋の痛みは半腱様筋、半膜様筋の痛みが同程度となる。
　2日目の施術にて30分緩消法を行い押圧深　5cm弛緩。殿部大腿部の痛みが10→0 （NRS改変）となり痛みが消失した。