2年前から感じている左下肢痺れの改善例

【現症】歩行は杖無しで可能。診察時、下肢痺れなし。この2年間での痺れの悪化なし。通常は10分ぐらい歩くと痺れを感じ出すことが多いとのこと。腰部側面は左右とも筋緊張が高く、小指押圧深は左右とも約1.5ｃｍ。足関節・足趾の運動麻痺なし。足背動脈の触知良好。
【検査所見】単純レントゲン写真では、年齢相応と思われる腰椎の変形あり。下肢腱反射は、両側膝蓋腱・アキレス腱ともに軽度低下。
【治療と結果】診察時には下肢痺れが出ていなかったため、腰部周囲の筋緊張と下肢痺れの関与を考え、腰部周囲に緩消法を約20分実施。腰部側面の小指押圧深は左右とも約3ｃｍに変化した。
　その場では、痺れの変化の評価ができなかったため、今後の歩行時の痺れの出方に変化があるかどうかを見るように伝えた。後日、10分程度の歩行では痺れが全く出なくなった、との連絡を頂いた。
　その後はまだ再来無く、何分の歩行後に痺れが出始めるかは現在のところ不明。